
屋上緑化で失敗しないためのポイントを解説!!
排水や防水の設備が必要
屋上緑化をするためには、植えた植物に水をやらなければなりません。その水が建物に悪影響を及ぼさないように、排水や防水の設備が必要です。排水設備が不十分だと、屋上に不要な水が溜まる恐れがあります。そして、防水対策をしなければ、雨漏りが発生しかねません。そうならないために、下準備としての排水と防水設備の設置は、入念に行いましょう。
建物次第では風対策も必要になる
屋上緑化では、風のことも考えなければなりません。特に、背が高い建物の屋上は、強い風が吹きやすいです。その風によって、植物や土が飛ばされる恐れがあります。その結果、周囲の建物や人に被害が及びかねません。万が一、緑化に使用した樹木が風で落下したら、大事故に繋がる恐れがあります。そのようなことにならないために、風に強い植物を選んだり、フェンスを設置したりするなどの対策をしましょう。
耐荷重を考慮した上で計画する
緑化計画では、土や植物などを屋上に設置することになります。それらの総重量が、屋上の耐荷重を越えた場合、建物の屋上部分にヒビが入る恐れがあります。それが原因で、雨漏りや腐食が発生し、建物全体の寿命が縮まりかねません。そのため、事前に屋上の耐荷重を調べた上で、それを上回らないような緑化計画を立てるようにしましょう。
メンテナンスのことも忘れずに
屋上緑化で使用した植物は、基本的にはメンテナンスが必要です。メンテナンスをしなければ、植物が枯れたり、自由に成長したりして、見た目が悪くなる恐れがあります。それを防ぐために、計画段階でメンテナンスのことを考え、メンテナンス費用をランニングコストとして計上するようにしましょう。
屋上緑化は、建物の環境や見栄えを良くするだけでなく、大都市圏で問題となっているヒートアイランド現象への対応や、災害時の水の備えなど様々な面で注目されています。